介護保険の上手な使い方

介護保険の上手な使い方へようこそ

在宅介護は、介護の始まりという考え方をする人もいます。
ですが、介護保険制度の改正内容を見ると、
施設での介護を受けられるという保障はどこにもありません。
高齢者を受け入れてくれる施設は、どの地域でも不足しています。
そして、介護保険財政はどの自治体でも逼迫していますし、
介護福祉士の数やその他医療従事者の数も大幅に不足していますから、
施設が増えることを期待することもできません。
このような状況にあるので、介護施設不足の改善は期待することができませんから、
介護在宅サービスを賢く利用していくことが必要だと思われます。

ホームヘルパー

介護保険制度では、買い物、調理、食事介助、入浴介助、排泄介助などのサービスが
訪問介護サービスとして定められています。
ですが、例えば電球を交換したり、犬の散歩をしたり、庭の芝刈りをするなど、
要介護者に直接関わりがないサービスは禁止されています。

 

海外の介護サービスに目を向けてみると、
特にオーストラリアなどのホームヘルプサービスは、
要介護者に直接関わりがないサービスも高齢者の生活を支えるという観点から認められているのですが、
日本では、高齢者に対する直接的な介助に限定されています。

 

このようなサービス内容の解釈は、サービス提供者と利用者の間でしばしばトラブルになる事もあります。
黙って、何でもやってくれるホームヘルパーは、親切なようで実は危険だと考える事もできます。
日本においては、サービスができないことを相手にきちんと伝えられるホームヘルパーを選ぶべきですし、
法律を守る姿勢を貫くホームヘルパーのほうが最終的に信頼できます。
融通が利かないと避難するのではなく、
信頼に足るパートナーを得ることはとても大切なことだと認識し、
日本の介護サービスにおけるホームヘルパーの役割については、
利用者側もしっかり認識しておくことが大切です。

デイサービス、デイケアサービス、ショートステイ

介護施設を一時的に利用し、在宅介護の負担を軽減する
デイサービスやデイケアサービス、ショートステイなどがあります。
施設に入所してしまうと、その入所先が住まいになりますが、
短時間、短期間の利用の場合は、自宅と施設を行き来することになります。

 

デイサービスやデイケアサービス、ショートステイなどは、
在宅介護における日常生活の延長線上にあるサービスの利用という視点で考えます。
ですから、利用者に対して均一のサービス提供ではなく、
個々人への対応力に優れたサービス事業者を選ぶことが大切です。

 

自分の父や母など、大切な家族の世話をゆだねるのですから、
サービス事業者に対する具体的な働きかけが必要で、
今まで親がどのような暮らしをしてきたのか、
生活習慣や好き嫌いについてなどをきちんと伝え、
そのサポートをしてくれるのかどうか確認するくらいの強い要望で
サービス事業所を選びたいものです。

 

個人の尊厳を尊重し、安心で安全なサービス提供を心がけるという理念は、
どの介護事業者も掲げていますから、
「こんなことまでは聞いても良いのかな?」と思って、聞きたい事を聞かないまま、
大切な人の世話をゆだねるなんていうことはしたくないですね。