介護保険の上手な使い方

認知症の家族の介護

認知症の家族を抱えることになった場合、大切なことは早期発見と早期治療です。
「年のせいによる物忘れ」と「認知症」は異なる症状が出現しますが、
なかなかその判断は一般の人には難しい状況があります。

 

老親の状態がおかしいと感じたら、まずは専門医の診断を受けましょう。

認知症の定義

いったんは正常に発達した脳の機能が、
脳の障害によって不可逆的(元に戻らない)に損なわれていき、
記憶、思考、判断などの知的機能に支障をきたし、
社会生活を営むことが難しくなっている状態。

 

現在、日本には、170万人以上の認知症患者がいるとされています。
認知症を引き起こす病気は200以上もあり、その代表がアルツハイマー病と、
脳血管性の病気だといわれています。
そして、このアルツハイマー病と脳血管性の病気の混合型を併せると、
認知症全体の80%を占めています。

 

アルツハイマー病では、大脳皮質の神経細胞がじわじわと死滅し、
脱落し、脳が萎縮していきます。
そのため、細胞が消失し、神経細胞が情報をやり取りするために必要な
神経伝達物質が失われていきます。

 

脳血管性の認知症では、脳出血や脳梗塞によって脳の神経細胞が破壊され、
その結果、様々な認知症の症状が現れます。

 

一般的には、専門医が適切な治療を行うことにより、
症状を改善することができたり、病状の進行を遅らせることが可能になります。
なるべく早い段階で確実な診断を受け、治療を開始することが必要です。

 

ですが、早期診断を求める家族は現時点では少数です。
自分の親がボケていることを認めたくない気持ちは誰も同じです。
ですが、専門医への受診を先送りにしてしまうと、
薬価リナ症状がどんどん増えてしまいます。

 

認知症の専門医による診断は、精神神経科、神経科、
物忘れ外来、総合病院の老年科などで受けることができます。

 

神経内科や老年科、精神神経科、脳神経外科は認知症を専門としない場合も多いですが、
物忘れ外来は認知症専門のことが多いです。

 

しっかりと診断を受け、判定を受けて、どのような治療法があり、
どこまで改善できるのかを診断してもらい、
症状が進まないようにするにはどのようにすべきかを教えてもらいましょう。

 

認知症が疑われる症状としては、日常の会話に「あれ」、「それ」という言葉が増えたり、
同じ言葉を繰り返したり、同じ行動を繰り返したりします。
そして、しまい忘れや置き忘れが頻繁に発生したりします。

 

このようなことだけで、認知症の可能性があると判断することはできませんが、
気になることがあれば、大学病院などで専門医を紹介してもらうなど、
早期発見、早期治療に努めましょう。