介護保険の上手な使い方

認知症の進んだ状況での介護

認知症が進むと、日常生活のなかにたくさんの問題が出てきます。
排泄に失敗したり、徘徊が頻繁になると、介護する家族にとっても大きな負担になります。

 

排泄の失敗は、尿失禁から始まるのですが、
その失禁が膀胱炎や前立腺などの病気によるものでないかを確認することが大切です。
病気によって尿失禁がおきているとすると、治療をすればよくなる事も多いです。
尿失禁が起きただけで悲観するのではなく、医師の診察を受けることが必要です。

 

排尿の失敗の原因は、トイレの場所がわからないために起きる事が多いです。
夜間、尿意があって目を覚ましたとしても、暗くてよく見えず、
ウロウロしている間に失禁することもあります。
このようなレベルであれば、廊下の電気をつけっぱなしにすることで解決できます。

 

さらに状況が進むと、トイレの場所がわからなくなる場合は、
電気をつけっぱなしにするだけでなく、トイレのドア、部屋のドアを開けておくことが必要です。
さらに、脱ぎ着がしやすい衣類にしておくことも必用です。
衣類の脱ぎ着がまにあわず、衣類や便器を汚してしまうこともあるからです。

 

もっと症状が進むとトイレの場所もわからなくなり、
尿意が合っても、トイレに行く必要性もわからなくなります。
この場合は、排尿の時間を見計らってトイレに連れていくという排泄の管理が必要になってきます。

 

夜になっても眠らず、家の中をうろうろ歩き回ったり、
夜中に何度も起こされたりすることもあります。
声をあげて文句をいいたくなる事もありますが、ここは我慢のしどころですね。

 

昼寝を必要以上にしていると、当然夜眠れなくなります。
高齢になると睡眠のサイクルが短くなるので、
昼間はなるべく寝かさないようにする、趣味の時間を増やすなど、
昼間は楽しく起きていられるようにする工夫が必要です。
デイサービスなどを利用するのも良いでしょう。