介護保険の上手な使い方

遠距離介護

遠距離介護の場合は、信頼できるケアマネージャーを見つけることが第一です。

 

今は、航空券に介護割引料金が設定される時代ですね。
それだけ「遠距離介護」が身近な存在になったことの証といえるでしょう。

 

ですが、遠距離介護の大変さは想像を絶するものです。
介護保険制度は、全国各地、どこへ行っても同じような介護サービスを受けることができるものですが、
放れて暮らす家族にとって、その状況に全幅の信頼を寄せることは難しい状況があるでしょう。

 

遠距離介護を成功させるためには、家族が不在の期間、
その状況を詳しく伝えてくれる情報網をどのように作るかにかかってきます。
具体的には、逐一報告をくれる、信頼できるケアマネジャーがいると安心です。
そのような配慮ができる介護事業者を選びたいですね。

 

ですが、実際には、そのようなケアマネジャーがいる事業所を見つけることはとても難しいです。

 

信頼できるケアマネジャーを見つけるためには、
比較的大手の事業者を選び、その中から全国ネットサービス網を持っているところを
選ぶことが大切だと思います。

 

事業規模が大きいと、それだけたくさんの事例を持っています。
離れて暮らす両親の状況に類似する情報も持っている可能性も高いです。

 

ですが、外部の力を借りるには限界があるので、
やはり遠距離介護を成功させるためには、家族全員の協力が不可欠になります。
子供夫婦が交代に故郷に足を運ぶ、毎月一週間、もしくは10日間くらいは
両親のそばにいて、介護をすることが必要でしょう。

 

その間に、介護サービス事業者との良い信頼関係を築き、
ケアマネジャーの全面的な支援が受けられるよう、環境を作っていきます。
毎日通ってくる肉親の存在が見えると見えないのとでは、
介護事業者の対応は、確実に異なるはずです。

 

遠距離介護を乗り切った人たちの体験談の中に、
「介護を始める前に、家族で十分に話し合いをした。」というコメントが多く寄せられています。
家族で話し合う内容としては、誰が介護の中心になるのか、
家事は誰が行うのか、兄弟がいる場合は役割分担は可能なのか、
かかる費用の負担額はどのようにするのかなど、様々です。

 

漠然と、「兄弟みんなで協力しましょう」という話し合いでは、話し合いになりません。
責任の所在を明確にし、お互いが納得して遠距離介護を始めることが大切で、
それができないのであれば、施設への入居を選択すべきです。